ビジネスパーソンの皆様へ – 最も効率的な英語習得カリキュラム

前々回は English Tutors Network (ETN) を始めたきっかけと、ETNの特徴をご説明しながら我々の考え方をご紹介しました。前回は、ETNの最大の特徴であり強みでもあります、第二言語習得研究と脳科学研究を根拠とした英語学習法の概略についてご説明させていただきました。

さて、3回目(最後)の今回は、第二言語習得研究と脳科学研究を根拠とした学習方法を取り入れた、ETNのカリキュラムをご紹介させてください。

自信を持って「最も効率的」といえる英語習得カリキュラム!

 ETNのカリキュラムは、基礎の3つのうちの「語彙(単語)」と「文法」、「流暢さ」、そして「定型表現(および社会言語要素)」の4つのストリームで構成されています。

 

ETNカリキュラム

 

3つの基礎のうちの「発音」は、これら4つのストリームの全てに含まれています。「流暢さ」とは、上記で説明した「自動化」のことです。つまり、ETNのカリキュラムは、「語彙、文法、発音の3つの基礎力を向上しつつ、それらの知識の自動化を促進していくと同時に、定型表現を覚えることによってさらに流暢さを向上させていく。」ことを目標としています。

我々は、この方法が、大人が第二言語を習得するための最も効率的な方法であると自負しています。

4つのストリームを簡単に説明します。

1. 効率的な語彙力(単語力)強化方法

覚えるべき単語数は、実はそれほど多くありません。様々な研究で、最重要語 2000語で約 80%をカバーすることがわかっています。中学3年間で学習する単語数は約 1200語。それに加えて 1000語弱の最重要語とそれらの派生語、そしてビジネスでよく使用される単語を覚えることを第一目標とします。読み、聞き、発音し、書いて覚えてもらいます。 

そして、次の目標として、それら最重要語を深く学びながら、使えるようにしていくと同時に、単語の数を徐々に増やすことを目指します。その際、簡単な英文を多く読み、聞くこと、中核的な意味・ニュアンスをつかむこと、そして語源も意識することに注力してもらいます。

2. 効率的な文法力強化方法

繰り返しになりますが、大人になってからの第二言語の習得には、文法の学習は必須です。子どもが文法を学習しなくても言語を習得できるのは、脳の性質が違うからです。基本的な文法の知識は、その後の英語学習を格段に効率化してくれます。

第一目標は、細かいところはあまり気にせずに、高校1年位までの文法 (基本文法) の全体をおおまかに理解することです。そして、次の目標は、理解した基本文法を使えるようにしていきながら、徐々に細かいところを理解し、覚えていくことです。文法の学習も、読み、聞き、発音し、そして書きながら行ってもらいます。

3. 効率的な流暢さ向上(自動化)方法

繰り返しになりますが、流暢さを向上するためには、単語・文法・発音の知識を無意識的に使えるようにすることが必要です。そのためには、英語を英語 (単語) のまま理解し、英語の語順 (文法) に順応し、英語の音 (発音) の体得する必要があります。

これら3つの自動化を進め、英語の脳回路を作るために、主に下記のトレーニング(一部を抜粋)を行ってもらいます。

 

英語トレーニング法

 

また、「話す」流暢さを向上させるためには、単語・文法・発音の3つを組み合わせて無限の英文を自由にすばやく作れる様になることが必要です。そのためには、頭の中で英文を作る能力 ( 脳内英作文力 ) 向上と、言いたいことを簡単な単語と文法で表現できる能力 ( 表現方法単純化力 ) の向上が必須です。それらは、リプロデューシング、リフレージング、サマライジング等のトレーニングによって向上させていきます。

4. 定型表現の習得と社会言語要素の学習

話すたびに、言いたいことを都度、頭の中で英作文することは非常に非効率です。加えて、ネイティブにとってナチュラルな英語を話したいですよね。単語や文法は間違っていなくても、ネイティブにとっては不自然な英語は多く作ることができますが、自然か、不自然かの判断は、ネイティブ・スピーカーではない日本人講師では難しい。それは、ネイティブが「言うか、言わないか」のところで、文法ではカバーできないところだから。 

ETNでは、よく使用される、決まりきった定型表現や言い回しは、ネイティブ講師と一緒に覚えていきます。

さて、「社会言語要素」ですが、一言でいうと、言語に影響を与える文化のことです。例をあげて説明させてください。

英語圏では、「すみません」= “I am sorry” は、日本では壊れた関係を修復する熱意の現れと見なされ、責任を認めたとは取られませんが、アメリカでは悪事は不正行為を認めることです。

つまり社会言語要素というのは、文化や歴史などの社会背景の違いにより、同じ語彙や表現でも違う意味を持ったり、適切であったり不適切であったりする要素のこと。ETNのカリキュラムでは、ビジネスパーソンとして最低限必要とされることは、ネイティブ講師とのレッスンでカバーします。 

英語習得に必要な学習時間と日本人講師の重要性

先に、ETNでは、たとえTOEIC900点の方でも最初は日本人講師が担当するといいました。その理由を説明するために、一つ質問させてください。臨界期を過ぎた大人が、仕事で使える英語を身につけるまでに何時間の学習が必要だと思いますか? 

 

英語習得に必要な学習時間 

 

上の表内の硏究等を調べた結果、ETN3,000時間という結論に達しました。我々日本人は、中高で約750時間の英語の授業を受けます。予習復習(自主学習)については、例えば大学受験を経験された方で、受験勉強も含めて、大体授業と同じ程度の時間の自主学習をしたとすると、合計で1,500時間です。

大学に入って教養課程で週2コマの英語の授業があるとして、2年間で自主学習も含めて約200〜300時間。現在の学生は英語の学習意欲が強くTOEICの学習をしている方も多いようです。とはいっても一生懸命やった方でも追加で200〜300時間程度だと思われます。そうすると、大学を卒業する時点で、ある程度一生懸命英語を学習した人で、トータルで約2,000時間を英語に費やしたことになります。

最近の新入社員(一部上場企業)のTOEICの平均点は大体500〜530点程度です。約2,000時間の学習でTOEIC500点ということになりますが、我々の経験などから妥当な数字だと考えます。そうすると、あと1,000時間で900点+αまで上げる必要がありますが、これも我々の経験上十分可能な数字だと考えます。

でも1,000時間とはどういう時間でしょうか?一般的な英会話スクールは1回のレッスンは40分のところが多いことを考えると、例えば週一でレッスンを受けた場合は、1年で約35時間ですので、28年以上かかります。そんなに時間をかけられないし、会社もそんなには待ってくれません。

何が言いたいかと申しますと、仕事で使える英語を身につけるためには、毎日の自主学習が重要だということ。1週間に1・2回しか会わない英語の講師は、それをサポートすることしかできない。英語の講師は、英語を教えるというより、効率的な英語の学習方法を伝えるということの方が重要ということ。それにはネイティブ講師ではなく、効率的な学習方法を熟知した日本人講師が重要な役割を担うということです。 

日本人講師の活用方法

日本人講師は他にも役に立ちます。単語・文法・発音の3つの基礎を学習方法は、ネイティブより日本人講師から習った方が圧倒的に効率的です。 

効率的な英単語の覚え方。それを熟知しているネイティブ講師はいません。自分の経験と数多くの受講生を見てきた日本人講師からしか学べないことは当たり前です。

英文法を教えられるネイティブ講師を日本で見つけるのは至難の技です。小職は仕事がら多くのネイティブ講師と面接する機会がありますが、本当に稀です。また、特に初学者の場合は、日本語の文法との違いを意識しながら英文法を学習する方が理解しやすいでしょう。それから、日本人がつまずきやすいところを熟知しているのはどちらかを考えても、やはり日本人講師から習った方が圧倒的に効率的です。

発音も日本人から習った方が効率的です。例えば、日本語の母音「あ」は一つしかありませんが、英語の「ア」は五つあります。英語には日本語にはない発音が多いので、日本人には難しいのです。この様なことを意識して教えているネイティブ講師は稀です。日本語と英語の発音の違いを熟知している日本人講師から習った方が効率的であることがわかると思います。 

ETNのカリキュラムでは、4つのストリームのうち、「語彙」「文法」「流暢さ」の3つは基本日本人講師が担当します。

ネティティブ講師の活用方法

日本人講師は万能ではありません。先ほども触れましたが、ネイティブにとって自然な英文かどうかを判断することは日本人講師には困難。ネイティブ講師にしかできません。

また、社会言語要素もネイティブ講師から教わった方が効率的です。日本人講師から習った発音が通じるかどうかもネイティブ講師の役割です。そしてネイティブの発音を生で聞き、生で見るとことは、自分の発音のブラッシュアップとリスニング力の向上には必須のことです。

ETNでは、これらの部分は「定型表現+社会言語要素」のストリームでネイティブ講師が担当します。 

ETNで市販の教材を使用する理由

ETNでは、上記4つのストリームごとに、各々の受講者のレベルに合った市販の教材をETNが選定し、レッスン及び自主学習で使用していただきます。ちまたには溢れんばかりの英語教材があります。眉唾なものも多くありますが、中には非常に良く考えられた、正しく使用すれば効率的な学習が可能な教材も多くあります。

その様な良著の中には、ETNをはるかに超えた知識や経験を持つ英語講師や言語学者が手がけたものもあります。同様の内容のものを独自で開発しようとすると、莫大な費用(と時間)がかかります。受講者への負担が増すことにもなりますので、それら市販の良著を活用させていただくことにしました。

業界の内情を少々申し上げると、独自で開発したとされる教材は利益率が高いので、多くの英語・英会話スクールにとっては非常に魅力的なのです。教材費としては支払っていなくても、全体の料金に含まれています。多くのスクールでは、専門家とはいえない人たちが市販の教材を参考にしながら、必ずしも質が高いとは言えない ”独自教材を作り、そして受講者に押し売りしているといっても過言ではないでしょう。 

ETNのコミットメント

日本人の英語力は他のアジア諸国に比べても低いというのが現状です。長い間英語を学習していても一向に仕事で使えるようにならないという方も多くいらっしゃいます。その理由は、英語というコミュニケーションのツールを身につける方法を知らないからです。

大人になってから新しい言語を習得することは、脳科学研究から見ても決して簡単なことではありません。しかしながら、コミュニケーションのための英語は難しい「学問」ではありません。適切な方法で効率的に学習すれば、誰にでも、いくつになっても必ず習得できます。

一方で、英語でコミュニケーションできるようになるためには、どうしてもある程度の時間が必要となります。そして効率的に習得するには集中して学習する期間も必要です。着実に、確実に、日本のビジネスパーソンが英語でのコミュニケーション能力を効率的に向上できるよう、ネイティブ講師、日本人講師共々、誠心誠意尽力していく所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

English Tutors Network代表 
小柳恒一

 

英会話ETNトレーニング法」をオープンしました。ETNで行われているトレーニングプログラムを公開しています。英会話は自主トレで上達します

無駄な学習をしていませんか? 科学的根拠に基づいた効率的で正しい学習方法で、レッスンと自主学習をフルサポート。 English Tutors Network

English Tutors Network サイト

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