英語の自動化促進には音読!?

以前の投稿で、英語を流暢に「読み・書き・聞き・話す」には「自動化」が必要だということを紹介しました。自動化とは、語彙や文法の知識を無意識的に使える様にすることでしたね。そして、自動化とは、具体的には、英語を「読み・書き・聞き・話す」ときに脳内で行っている下記の表にある8つの処理を自動的にすばやくできる様にすることでした。

では、どうすれば8つの脳内の処理を自動化することができるのでしょうか?今回から数回に渡って、そのやり方についてご紹介していきたいと思います。(何を言っているのかわからない方はこちらを読んでみてください。)

自動化させる脳内の処理

自動化には、まずは音読!

最近音読を薦めている書籍は多いですよね。そう、確かに音読は自動化にも効果的だといわれています。

音読とは、書いてある英語の文章を、意味と文法構造を理解しながら声を出して繰り返し読むことです。これを繰り返すことで、上の表内の ① 文字(単語)を見て、その意味を理解すること、 ② 読んだ文の構文や文法構造を解析し理解すること、⑧ 適切な発音・イントネーションを選び発話することの自動化を促進します。

また、意味を理解しながら音読することにより、文の後ろから戻って日本語に訳すのではなく、英文を英文のまま前から理解する能力が向上します。そして、慣れてくると余裕が出てくるので、新たな語彙の理解や獲得もできるようになるそうです。良いことだらけですね。

関西学院大学・大学院の門田教授も音読の効果を認めています。

門田教授は、「文字言語を音声言語に即座に正確に変換するトレーニングを繰り返すことにより、文字を音声化することの自動化を促進する」、つまり音読は、文字を見たとき自動的に発音できるようになり、「意味内容を意識しながら音読することで、語彙や構文などを記憶し、潜在記憶化(自動化)する」、つまり、語彙や構文も無意識的に理解できるようになると指摘しています。

同時通訳の神様である國弘先生も音読を推奨!

英エディンバラ大学特員教授の國弘正雄氏は、音読は使える英語を身につけるための基礎回路をつくるのに最適[1]であると表現しています。

脳科学からは、音読すると頭も良くなる!?

更に、医学博士で脳神経外科専門医の築山節氏は、音読は脳に良いと指摘しています。目で文字面を追っているだけでは理解していないこともありますが、スラスラと音読するためには、ある程度内容が理解できていなければできません。音読は確実な脳の情報処理を促す効果があるといいます[2]

次回は引き続き自動化の方法についてです。また読んでください。

 

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[1] 國弘正雄(2001)「英会話・ぜったい・音読」

[2] 築山節(2006)「脳が冴える15の習慣〜記憶・集中・思考力を高める」

 


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