英文の全文和訳は絶対にやめよう!

中学・高校の英語の授業は、英語を日本語に訳して理解することがメインの勉強方法でしたよね。この様な学習方法を「文法訳読方式」というそうです。大学受験の問題でも、「下記の英文を和訳せよ。」のような問題が多くありました。でも、このような英文を日本語に訳す、英文和訳の学習方法(文法訳読方式)は、コミュニケーションのための英語を学ぶには良くない方法だと、言語学の偉い人たちは言っています。

文法訳読方式は泳ぎ方の理論だけを学ぶ様なもの!

米ピッツバーグ大学の白井教授(言語学)は、コミュニケーションのための英語を習得するには、日本語に訳して内容を理解する文法訳読方式は効率が悪い習得方法と言わざるをえないと指摘しています。泳げるようになりたいのに、腕の動かし方とか、息継ぎの仕方ばかり練習して、実際に泳ぐ練習をしないようなものと手厳しい。

頭の中でなんの翻訳行為もしないのは非現実的!?

ブリガム・ヤング大学のニール・アンダーソン教授(応用言語学)は、「日本語に訳しながら読むことは、確かに読むスピードは遅くなるが、よほど高度な語学力のある人か、よほど平易なものを読む場合を除けば、頭の中でなんの翻訳行為もしないのは非現実的」と指摘しています。

ただし、アンダーソン教授は、英文を後ろから前に向かって戻りながら訳す、全文和訳の癖は直すべきとも指摘しています。文を意味や構造の切れ目に沿って数語ずつのかたまりに区切り、一つのかたまりを理解したうえで次に進む習慣をつければ、英語のまま概念を理解できる部分が徐々に増えるといいます。

後ろから戻り訳す全文和訳はダメ!

両氏の主張で共通しているところは、英文を後ろから戻りながら全文を日本語に訳すことはやめた方が良いということ。これは以前にもご紹介しましたが、後ろから訳す癖がついてしまうと、英語でコミュニケーションできるようには絶対になりません。なぜなら、聞いた英語を理解するには聞いた順番に理解しなければならないからです。聞いたことを後ろから訳すなんてできないですよね。

また、日本語と英語を頭の中で行ったり来たりするのは、英語でのコミュニケーションの流暢さの向上の妨げになることも以前紹介しましたよね。詳しくは「中学・高校の英語の授業がダメな最大の理由」と「瞬間英作文の練習は無駄?!」をご覧ください。

 

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