まとめ:英文法と脳科学&第二言語習得研究

英語の文法は嫌いだ!という人は多いでしょう。小職も嫌いでした。でも、大人になってから英語を習得するには、英文法を学習した方が圧倒的に効率的であることは以前紹介しました。では、どの様にしたら効率的に学習できるのでしょうか。脳科学と第二言語習得研究から導き出される方法をご紹介しますので、お読み頂けると嬉しいです。

脳科学:英文法の効率的な学習方法とは!?

大人の脳は丸暗記は苦手ですが、理解して理論や理屈を覚えることは得意です。まずは文法項目をよく理解すること。そして、その文法項目を使用した例文を、文法構造と意味を意識しながら読むこと、そして聞くこと。例文を読むことは、使用されている語彙の意味と文法項目とを関連づけることになるので、文法項目も語彙の意味も脳に定着しやすくなります。

また、その例文集の音声を、文法構造と意味を思い浮かべながら聞くことも効果的。目の記憶より耳の記憶のほうが心に残るからです。 

第二言語習得研究と脳科学研究が勧める英文法学習法

米ピッツバーグ大学の白井教授(応用言語学)は、まずは基本的(高1程度)なものをアウトプットできる程度までマスターし、その後インプット理解のために徐々に高度化することを勧めています。

これは脳科学的にも理にかなった習得法。「一般にものを習得するときには、まずは大局理解しておくことが大切。始めは細部を気にせず、おおまかに理解し、細かいことは、その後で少しずつ覚えていく方が脳に定着しやすい」と東京大学大学院の池谷准教授はいいます。

そして、説明を読んでも理解できないような難しい文法は無視してかまわないと白井教授は指摘。それらは例文を記憶することでカバーしましょう。 

第二言語習得研究:英文法学習にも多読は有効

「多読」は、文法項目を文脈のなかで覚えるという意味でも、新たな構文・文法項目を覚えるという意味でも非常に有効です。関西大学大学院の門田教授も岐阜聖徳学園大学の大石教授もその効果を指摘しています。

多読とは、比較的容易な英文を多く読むことです。知らない単語・語句、文法・構文が全体の2〜3%程度含まれた本を多読することは、前後のコンテキストをもとにした類推により、新たな語彙や構文・文法に関する知識を習得することも可能だと指摘しています。

ちなみに、英語教師でもあった夏目漱石も多読を勧めていたそうです。 

脳科学:英文法学習もアウトプットが重要

人間の脳は、情報を何度も入れ込む(インプット)よりも、その情報を何度も使ってみる、想起する(アウトプット)方が、長期間安定して記憶することができる性質をもっています。これは「サイエンス」に掲載された米パデュー大学のカーピック博士の研究結果です。

この研究結果を文法学習に応用した場合、覚えようとしている文法項目を使って文を繰り返しつくること、その文を口に出したり、書いたりすること、問題集を繰り返し解くことが有効だといえます。

 

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