「言わなくてもわかるだろう」vs.「言わなければわからないだろう」

今回は、日本の文化的な要素がコミュニケーションに大きな影響を与える一つの重要な例をご紹介したいと思います。特にビジネスパーソンにとっては、絶対に知っておくべき重要なことだと思いますので是非最後まで読んでください。

「ハイ・コンテクスト文化」と「ロー・コンテクスト文化」

アメリカの文化人類学者であるエドワード・ホール氏が提唱している概念に、「ハイ・コンテクスト文化」と「ロー・コンテクスト文化」というものがあります。簡単に言うと、ハイ・コンテクスト文化のもとでは、いちいち言葉で伝えなくても、相手の意図を察し合うことでコミュニケーションが成り立ちやすく、ロー・コンテクスト文化のもとでは、言葉で理論的に証明しなければ意思疎通が難しいということを意味しています[1]

日本は「ハイ・コンテクスト文化」。グローバルビジネスでは「ロー・コンテクスト文化」。

言うまでもなく、日本は前者のハイ・コンテクスト文化であり、アメリカなどの移民国家や、北ヨーロッパ諸国はロー・コンテクスト文化といわれています。そして、グローバルなビジネス環境もロー・コンテクスト文化だといえるでしょう。

グローバルなビジネス環境では、交渉の場などで、論理的思考力を発揮して全力で相手を説得する必要がある場面によく遭遇することになります。一方で日本の社会ではそのような議論は避ける傾向があり、日本人は概して苦手ではないでしょうか。

グローバルビジネスでは、自分の意見を理路整然と明確に表現し議論できるスキルが必須!

もちろん、ロー・コンテクスト文化の方がハイ・コンテクスト文化よりも優れているという事ではありません。しかしながら、ロー・コンテクスト文化であるグローバルなビジネス社会で伍していくためには、自分の意見を理路整然と明確に表現し、議論できるスキル、すなわちディベート力も身につけておくことも必要です。それが交渉力の強化につながるのではないでしょうか。

次回からはいよいよ具体的な効率的学習方法についてです。お楽しみに!

 

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[1] Harvard Business Review 2012年10月号


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