英語を習得するために必要な総学習時間 #2

前回アメリカ国務省の統計やカナダの事例などから、英語を習得するには最低でも2,700時間くらいの学習が必要なのでは?という事を書きました。今回は、私やETNのTutorの方達の学習時間について書きたいと思いますが、その前に、我々日本人が中学・高校でどれくらいの時間英語を学習しているのかを見てみたいと思います。下の表を見てください。

中高英語学習時間

中学での英語の授業は3年間で約350時間、高校では約440時間のトータル約800時間です。授業の予習・復習を、授業時間と同じくらいやったとしたら全部で1,600時間です。予習・復習を授業時間と同じくらいやった人は、かなり真面目に英語を勉強した人ではないでしょうか。

時間だけを考えた場合でも中学・高校での英語の授業だけでは足りない!?

前回書いたように、アメリカの国務省のエリートで2,400〜2,760時間(日本語の学習時間)。フランスでは、英語とフランス語という両方ともインド・ヨーロッパ語族に属していて、距離的にかなり近い言語間でも2,100時間です。1,600時間では到底足りないと言うことではないでしょうか。アメリカの国務省のエリートよりも言語を習得する能力が高ければ話しは別ですが。。。

私の場合は4,000〜5,000時間!

さて、私の場合ですが、中学・高校では上記で推定した約1,500時間に、大学(英文科)の授業、ビジネススクール受験の為のTOEFL、GMAT(米英の大学院入学時に必要となるテストで、英語で論理的思考力、数学の基礎等の学力を計るテスト)対策学習に要した時間を加えるとトータルで3,000〜4,000時間は英語学習に費やしたと思います。この時点でTOEFL630点を取得したのですが、使える英語を身につけたといえるにはほど遠く、特に「話す」ことに関しては到底使えるレベルではなかったことを覚えています。その後ビジネススクールで2年、業務で3年程度英語を使用した後にTOEIC®990点を取得しました。なので、授業や業務で英語を使った時間を考慮すると、仕事でそれほど支障なく使える英語を身につけるまでに、4,000〜5,000時間はかかったのではないかと思います。

ETNの日本人Tutorも4,000〜5,000時間程度が大多数

私の知人(TOEIC®900点以上で、業務上支障なく英語を使用されている方々)や日本人Tutorの方々にもリサーチした結果、4,000〜5,000時間という方が大多数を占めていました。

今日はこの辺りで。次回は英語を習得するのに必要な学習時間のまとめです。

 

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英語を習得するために必要な総学習時間 #2」への5件のフィードバック

  1. ピンバック: 学校英語・受験英語は役に立たない論争について考えてみた | 旅女子.com

  2. じゃくりん

    こんにちわ。初めまして。
    ブログ村ビジネス英語/国際経済ランキングに参加している、じゃくりんとも申します。
    大変為になることを書いていらっしゃるので、わたしのブログの読者様と内容を共有させてください。
    (拙ブログは一日PV1200/UU650前後アクセスがあります。)
    出所元として御ブログも紹介させて戴けばと思います。

    返信
    1. koichi oyanagi 投稿作成者

      こんにちは。ブログ拝見させて頂きました。非常に内容の充実したブログを書いてらっしゃいますね。弊ブログも紹介して頂きありがとうございます。今後ともよろしくお願い致します。

      返信
  3. 英語教師

    こんにちは。

    とても共感できる記事でした。

    日本で英語を教えている身として、いろいろと改善すべき点があることは百も承知ですが、それでも、

    「中高で6年間も勉強しているのにろくにできるようにならない」という批判には、ちょっと待って、と言いたくなります。

    そうなんですよね。私は大体3000時間ぐらいと認識してましたが、とにかく、時間が圧倒的に足りないという現実にもっと目を向けなければならないんですよね。

    読解力に偏ってはいますが、たったあれだけの時間で、国公立二次試験レベルの英語を読めるようになる生徒の努力と能力は、むしろ賞賛に値するとさえ思うのですが。

    「6年間」という言葉にだまされてはいけないんですけど、英語指導の方針を決定する政府の人間でさえ、平然と「6年間も…」なんて言ってますからそこは残念だなと思います。

    他の記事も読ませていくつか読ませていただきましたが、しっかりと地に足の着いたご意見で、大変参考になりました。

    もしよろしければ私のブログにも足を運んでみて下さい。

    返信
    1. koichi oyanagi 投稿作成者

      コメントありがとうございました。弊ブログの第一号なので非常に嬉しいです。中・高の現場で英語を教えていらっしゃるとの事、色々とご苦労も多いかと思いますが、日本の未来の為にご尽力頂きたくよろしくお願いします。

      返信

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