英語を習得するために必要な総学習時間 #1

「効率的な英語学習法」のカテゴリーの最初の投稿です。一番最初は、英語を習得するにはどれくらいの時間がかかるのかについて書こうと思います。

「日本人は中学・高校と6年間も英語を勉強しているのに英語が話せない。」とよく言われますよね。学習方法を全く無視して、単純に時間だけを考えた場合に、日本人が英語をある程度自由に使えるようになるためにはどれくらいの学習時間が必要なんでしょうね?気になったので調べてみました。

米国務省の新人エリートが日本語の習得に要した必要研修時間の平均値は2,400〜2,760時間

残念ながら日本人が英語を習得するのにかかった総学習時間の統計は見つからなかったので、まずはアメリカ人が日本語を習得するのにかかった総学習時間の統計です。

下の表を見てください。アメリカの国務省の、将来官僚・外交官になるエリート、繰り返しますがエリートが、日常生活にほとんど差し支えないレベルの日本語のSpeaking能力を獲得するまでに要した必要研修時間の平均値は2,400〜2,760時間だそうです。

アメリカ国務省日本語習得学習時間

また、かなり前の資料になりますが、戦前の米海軍日本語学校で4,500時間学習した後は、日本人捕虜の尋問や新聞も読めるようになったという記録があるそうです。

国務省の例も合わせて、これらはアメリカ人が日本語を学習する場合なので、日本人が英語を学習する場合にそのまま摘要することはできませんが、非常に参考になる数値ですよね。

カナダでは英語 – フランス語間でも2,100時間は必要と判断されています。

カナダの場合はどうでしょうか。カナダでは40年近く「イマージョン方式」によるフランス語と英語のバイリンガル教育を行っているそうです。イマージョン方式というのは、具体的にいうと、算数、理科、社会といった主要教科を学習するときに外国語を使うやり方だそうです。

フランス語が母語の小・中・高校の学生に対してこの方法で英語を習得させる場合、中級レベルの目標である、「ときおり辞書の助けを借りる程度で、新聞や興味のある本を読め、テレビやラジオを理解し、会話の中でまずまずの対応ができる」までになるには、最低でも2,100時間かかるとされているそうです。

カナダでは2,100時間なのに米国務省では480時間 〜 エリートだから?

ちょっと待ってください。上のアメリカ国務省の表の中で、国務省のエリートがフランス語を習得する平均時間は480時間とありますよね。カナダでは2,100時間なのに。。。これはどう解釈したらいいのでしょうか?エリートだから480時間で大丈夫なのか?とすると、日本語の2,400〜2,760時間というのもエリートだから?それとも、カナダの方が目標が高い?わかりません。

でもこれらの数値から、日本人が英語を習得するためには、最低でも2,760時間以上の学習が必要だということが見えてきませんか?

次回は身近な事例の紹介と中学・高校での英語の学習時間

今回はこの辺で。次回は、私自身とETNの日本人Tutorの方たちの学習時間、そして、それらの学習時間や、上のアメリカ・カナダでの事例と、日本人の中学・高校での英語の学習時間との比較をしてみます。また読んで頂けると嬉しいです。ETNのサイトも見てみてください。(www.etn.co.jp

 

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