英語の発音:脳科学と第二言語習得研究(まとめ)

 今回と次回は発音についてのまとめです。英語には日本語にない発音が多くあります。そのことが、日本人にとって英語を正確に発音することを非常に難しくしています。どのようにしたら英語の発音を効率よく習得できるのでしょうか。脳科学と第二言語習得研究から、その方法をご紹介します。

発音を身につければリスニング力も向上!?

脳科学研究では、発音は運動系なので大人になってからでも十分習得可能であるといわれています。

母国語で使われない音が、母国語の似た発音に引き込まれる現象をマグネット効果といいますが、それを振り切るには、実際にネイティブの口の動きを見ながらその発音を聞き、その動きをまねて発音する練習を、無意識的・自動的にできるようになるまで繰り返すしかありません。

発音とリスニングは密接に関係しているので、日本語にない英語の発音を身に付けられれば、リスニング力も向上します。

発音の向上には音読とシャドーイング!?

ネイティブ・スピーカーの英語の発音と、自分で英単語をみて発音した音声の間には大きなギャップ感じる場合があります。

例えば、appleという単語を聞いても、自分でそれらの単語を覚えた時に何度も行った、ローマ字発音をベースにした音声とは全く異なるため、全く聞き取れなかったという経験は、ほとんどの日本人英語学習者がしています。

音読とシャドーイングには、この状況を改善する、音声の聞き取りと文字の音声化を自動化させる効果があると、関西大学大学院の門田教授は指摘しています。

発音はイントネーションとリズムを重視!?

米ピッツバーグ大学言語学科の白井教授は、イントネーションやリズムの方が個々の音の発音よりも重要だという研究結果が大勢を占めているといいます。

甲南大学の伊庭緑教授は、大学生を4つのグループに分け、個別の音の発音と、「プロソディー」(イントネーションやリズム)をさまざまな順序で練習させて効果を測定したそうですが、その結果、ネイティブから最も英語らしいと判定されたのは、最初にプロソディーを練習した上で発音訓練を受けたグループだったそうです。

個々の発音だけではなく、イントネーションやリズムも注意しましょう。

単語のアクセント(ストレス)の位置も重視!?

ストレスの場所を間違えると、ネイティブには全く通じないことがよくあります。例えばバニラアイスの ”vanilla” のストレスは、「ヴァ」ではなく「ニ」です。「ヴァ」にストレスをおいて発音しているとバニラアイスは買えません。個々の単語のストレス(アクセント)も重要です。

ストレスの場所はある程度法則化されているものもあるので、それを意識することも効率的です。例えば、母音が2つ続く場合は最初の母音にストレスをおくことなどです。ストレスは単語を覚えるときに一緒に覚えましょう。

 

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