第二言語習得研究からみた英語習得法 #2

第二言語習得研究からの目から鱗 #2

  1. 外国語のメッセージを理解する(いちいち日本語に訳さずに)、すなわちインプットによって、第二言語の音声、語彙、文法の習得がすすみます。しかしインプットだけではなくアウトプットも必要です。アウトプットについては、あまり基礎力がないうちからアウトプットを強制すると、「変な」外国語がみについてしまうおそれがあります。十分なインプットなしにアウトプットばかりに重点を置いても言語習得はすすみません。
  2. 子どもの言語習得は無意識に「習得」する場合が大半ですが、大人の第二言語習得はかなり意識的に「学習」する必要があります。知識(スキル)は、最初は意識的に学習され、何度も行動を繰り返すうちに注意を払わなくても無意識的にできるようになります。これを「自動化」といいます。例えば車の運転では、最初のうちはキーを入れるところから一つひとつゆっくり順番を考えながら、個々の動作にかなり注意を払わなければなりませんが、慣れてくると自動的にできるようになります。言語習得も同様におこると考えられています。

英会話スクールへ長年通ってもあまり話せる様にならない理由

1. からは、一般的な英会話スクールのやり方ではあまり言語習得はすすまないことが言えるのではないでしょうか。私はETNを始めるにあたって10校程度の英会話スクールに体験レッスンを受けに行きました。その詳細は後日レポート報告しますが、教え方はおしなべて似たり寄ったりです。その日習うことになっている表現を教えてもらい、それを練習したり、あるテーマでディスカッションしたりします。その際間違っていたり、不自然な表現を講師から修正してもらうというのが一般的ではないでしょうか。

そして、そのレッスンには何も予習しないで行く受講生が多い様です。つまり十分なインプットなしに、つまり、語彙や文法などの基本的なことを学習しないで、定型表現を教えてもらっても身に付かないということではないでしょうか。語彙の意味を日本語のわからない講師に教えてもらうことは至難の技ですし、文法についても一般的な英会話スクールのネイティブ講師が教えてくれることは稀です。教えられないからです。普通の日本人が日本語の文法を教えられないことと同じです。私も日本語の文法は教えらません。

それから、あるテーマでディスカッションする場合も同じです。語彙や文法などの基礎力がないのに話すことを強制されると、自分で苦労して生み出した変な英語になりますよね。それが強烈な印象で頭に残ってしまう。たとえ講師に訂正されてもです。これは私の実体験にも強くあてはまります。同じ間違いを何度もしてしまっていました。

「自動化」は英語を学習している日本人にとって最も重要なことです。

重要なことの一つ目は、子どもは言語を自然に「習得」しますが、大人は「学習」する必要があるということです。「脳科学研究からみた英語学習法 #1」で、こどもの頃は、丸暗記する「意味記憶」能力が高いけど、大人は理解して覚えるという「エピソード記憶」が発達するという事が脳科学からわかっていると書きましたよね。それと同じことを言っていますね。子どものころは語彙や文法は自然と身に付きますが、大人は意識的に学習する必要があるという事です。

二つ目は「自動化」です。日本人は受験勉強のおかげで語彙や文法の知識はあるほうだといわれています。問題はそれらを使えないという事。つまり「自動化」できていないから、知識はあっても聞いたり話したりできないということです。この事は脳科学入門でも説明できます。脳科学では、「意味記憶」なり「エピソード記憶」を「手続き記憶」化することを、第二言語習得研究では「自動化」と言っています。「手続き記憶」とは、4つある長期記憶のうちの一つで、日常的なことを自然とするための記憶です。例えば、自転車の乗り方とか母国語の話しかたなどです。それでは「自動化」するにはどうすればよいのでしょうか?それは「効率的な英語学習法」のカテゴリーで詳しく書く事にします。

次回は英会話スクール体験レポート

今回は長くなりましたのでこの辺にしときます。大体ETNの方向性が定ってきました。次回は、英会話スクールの体験レッスンレポートです。また読んで頂けるとうれしいです。また、最新の英語習得方法については、ETNのウェブサイトでも詳しく説明していますので是非。(www.etn.co.jp

 

英会話ETNトレーニング法」をオープンしました。ETNで行われているトレーニングプログラムを公開しています。英会話は自主トレで上達します。(2016年12月15日追記)  

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