TOEIC特化の学習の落とし穴!#2

前回はTOEICに特化した学習は、実は非効率だということを紹介しました。今回は、TOEICで高得点を取っても仕事で使えない理由についてご紹介したいと思います。

TOEIC®は「話す・書く」能力は判定できません!

TOEIC® は、「読む、聞く」能力はある程度正確に判定することはできますが、「話す、書く」能力は正確には判定できません。TOEIC®を運営するETSが行った検証によると、「聞く、読む」能力と「話す、書く」能力には高い相関関係があるので、「聞く、読む」能力が高ければ「話す、書く」能力もかなりの精度をもって高いと判断できるとしています。

しかし、これは多くの日本企業の人事担当者の感覚と大きく異なるのではないでしょうか。TOEIC®の点数が高くても、実際に英語で仕事が出来るレベルにはほど遠いという事例を日本企業はたくさん見てきました。そしてそれが多くの企業で大きい問題になっています。

TOEICで730点以上でも半分以上の人は簡単な商談もできないという事実

参考までに、下の表は、雑誌「PRESIDENT」による「簡単な商談や取引ができるようになるまであと何年?」というアンケートの結果です。ETSによると、TOEIC®?730点は、「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている。」とし、「通常会話は完全に理解でき、応答もはやい。話題が特定分野にわたっても、対応できるちからを持っている。業務上も大きな支障はない。」とされています。しかしながら下の表を見ると、実際には730点以上でも半数以上の人が簡単な商談や取引ができないと答えています。

TOEICに関するアンケート

TOEIC®の点数が高くても話せないから仕事で使えない!話すには訓練が必要!

コンコーディア大学(カナダ)のノーマン・セガロウィッツ教授(心理言語学)は以下の様に指摘しています。「話せるようになるには、相手の発音を聞き取って理解することに加え、適切な語を選び、文法に沿って組み立てて発音するというプロセスを自動的にできる(自動化できる)ように繰り返し練習する必要がある。」つまり、話せるようになるには話す訓練が必要と言う事ですね。

TOEIC®に特化した学習ではなく、知識をアウトプットできるようになるための自動化の訓練、そしてそれに加えて、言葉以外の要素、発音やイントネーションなどを、ネイティブと実際にやり取りしながら、指摘を受けつつ学ぶことが必要なのではないでしょうか。

次回は過去数回の投稿のまとめ「英語が習得できない理由」について紹介します。

 

英会話ETNトレーニング法」をオープンしました。ETNで行われているトレーニングプログラムを公開しています。英会話は自主トレで上達します。(2016年12月15日追記)  

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www.etn.co.jp

 


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