覚えるべき単語数は2,000ワードファミリーでOK!?

前回は、英語の習得に絶対に必要なことは、Vocabulary(語彙力)、Grammar(文法の知識)、Pronunciation(発音)、Fluency(流暢さ)、Sociolinguistic(社会言語能力)の5つの能力を向上させることだと紹介しました。

今回から数回に渡って語彙力(単語)について書こうと思います。まずは、「英単語って一体どれくらい覚えればいいの?」について調べた結果です。

イギリスの言語学者の調査では、最重要語2,000ワードファミリーで82.5%も占めていた。

イギリスの言語学者のSutarsyah, Nation and Kennedyは、イギリスのビクトリア大学で使用されている1冊の経済学のテキストを使って、使用されている単語の数を調べたそうです。 その結果、そのテキストの総単語数は295,294語だったそうですが、最重要語2,000ワードファミリーが82.5%も占めていたそうです。実際には、最重要語2,000ワードファミリーの全ては使われておらず、2,000うちの1,577ワードファミリーが使われており、それで82.5%を占めていたそうです。

ちなみに「ワードファミリー」とは、「活用語」に加え「派生」した言葉も一つの語として数えます。例えば、「create」「created」などの活用語に加え、「creative」「creativity」「creation」「creator」などの派生語も同じ語として数えられます。

最重要語は深く理解しておくことが重要

たった1,577ワードファミリーで82.5%も占めていたということは、1つのワードファミリーに属する語彙が何度も使用されていたということですよね。このことから、最重要語は活用語や派生語を含めて深く理解すること。そして、色々な意味を持っていたり、特に動詞は、他の語をくっついて別の意味を持つ語も多いので、それらも深く学習することが重要だということもわかりますね。

英ビクトリア大学経済学テキスト語彙数カバー率

経済学の専門用語636ワードファミリーを加えると91%以上をカバー。

上の表を見てください。使用されていた最重要語1,577ワードファミリーに、経済学の専門用語636ワードファミリーを加えると、トータルで2,213語ワードファミリーになりますが、それで全体の91%以上を占めていたそうです。最重要語2,000ワードファミリーとある程度の専門用語が理解できれば、大学の経済学のテキストのような難解そうな本でも、その内容のほとんどは理解できることになります。

また、その最重要語と経済学の専門用語をのぞいた3,225語(ワードファミリー)は後回しにすべき語、もしくは辞書に任せるべき語であることがわかりますね。所詮全部の英単語を覚えることは不可能なのですから。

次回は単語数についての別の調査を紹介し、覚えるべき単語数について深堀りします。

 

英会話ETNトレーニング法」をオープンしました。ETNで行われているトレーニングプログラムを公開しています。英会話は自主トレで上達します。(2016年12月15日追記)

無駄な学習をしていませんか? 科学的根拠に基づいた効率的で正しい学習方法で、レッスンと自主学習をフルサポート。English Tutors Network

English Tutors Network サイト

 


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です