単語は文脈の中で覚えなさい!?

今回は、引き続き英単語の効率的な学習方法についてです。よく単語は文脈の中で覚えた方が良いといわれますよね。なぜでしょうか?脳科学研究と第二言語習得研究からその理由を見ていきましょう!

人間の脳は、他の知識と関連づけて物事をよく理解したときだけ、しっかり記憶する!

脳科学研究から、人間の脳は、ものごとをお互いに関連づければ覚えやすくなるという事が明らかになっています。脳内には数百億個のニューロン(神経細胞)があり、それらをつなぐ役割をになうシナプス(神経回路)がありますが、そのシナプスを活性化させると記憶力が向上することがわかっています。人間の脳は、事象と事象が連合されると普通より弱い刺激でシナプスが活性化する性質をもっています。言い換えると、脳は、他の知識と関連づけて物事をよく理解したときだけ、それをしっかり記憶するという事です。

東京大学大学院の池谷准教授は、「脳は合理的なので、無意味なことに余分なエネルギーを使わない。理解することは、知識を消化するということ。知識が消化されればその知識を使ってまたさらに多くの事を理解できる。そして数多くの事象が次々と神経回路の中でつながって、さらに記憶力が増強される。[1]」と指摘しています。

第二言語習得研究からも、単語を文脈の中で覚えることは非常に有効

米ピッツバーグ大学の白井教授(言語学)も、単語を文脈の中で覚えるようにすることは、他の知っている単語や、その文章全体の内容などと関連づけることにもなるので、非常に有効な方法であると指摘しています。

また、文脈のなかで覚えるもう一つの効用は、単語そのものの意味以外の情報、たとえばコロケーション(前後にどんな単語がくるか)とか、文法情報とかも同時に関連づけて覚えられるということだといいます。

次回も引き続き英単語の効率的な学習方法についてです。

 

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[1] 池谷裕二(2009)「記憶力を強くする〜最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方」

 


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