実録・英語学習法講座 by ETN(2)

ETNの企業向けの英語研修は、小職による「英語学習法講座」から始まります。その講座を「そのまま」4回に分けて、ここでご紹介したいと思います。

今回はその第2回目です。ご参考になれば幸いです。なお、4回に分けて読むのはじれったいという方は、全体を弊社のサイト「英会話ETNトレーニング法」で公開しています。

それでは「英語学習法講座」の第2回目開始です!

 

英語学習法講座(2)

 

中学・高校6年間の英語学習時間では足りない?

次は学習時間についてです。

我々日本人は、中学・高校でトータル約780時間の英語の授業を受けました。自主学習で予習・復習をどれくらいやったかについては、人によって当然違います。大学受験された方、文系・理系とそれぞれ違うと思いますが、ざっくりと平均して、授業と同じくらい自主学習したと仮定すると、高校卒業までの英語の学習時間は約1,500時間です。問題は1,500時間で足りるのかということ。ちなみに、ここでは学習方法については無視します。

英語学習時間

 

アメリカの国務省のエリートが、日本語を習得するために必要とした平均時間は2,760時間です。ちなみに筆者の場合は、仕事で英語を使った時間を含めて、4,000〜5,000時間です。

フランスでは、イマージョン方式というバイリンガル政策をとっています。例えば、フランス語が母語の学生には、数学や社会などの学科を英語で受けさせるという方法です。その方法で、英語とフランス語の両方の言語をある程度自由に使える様になるまで、約2,100時間かかると言われています。

ご存知の通り、英語とフランス語は似ています。両方ともアルファベットを使用し、語順も似ています。同じ語源の似た単語も多くあります。この様に、似た言語を、第二言語習得研究では「言語間の距離が近い」といいますが、英語とフランス語の様に言語間の距離が近い言語でも約2,100時間かかります。そうすると言語間の距離がかなり遠いと言われている英語と日本語では、それよりもはるかに時間がかかることは当然です。

英語を習得するには後1,000時間必要?

上記のスライドのグラフを見ると、英語を習得するには最低でも3,000時間必要だということが見えてきます。中学・高校6年間の学習では全く足りないということ。つまり、中学・高校では、学習の方法も適切ではなく、学習時間も全く足りません。我々日本人が英語ができないのも当然といえます。

では、どうすればよいのでしょうか。学習方法についてはまた後で説明します。まずは学習時間についてみていきましょう。

英語力獲得道のり

 

これは大卒の新入社員をモデルケースとしたシミュレーションです。中学・高校で1,500時間。大学の教養課程で、週2コマ英語の授業を2年間受けたとして、自主学習を含めてざっくりと約300時間。最近の学生は英語の学習意欲も高く、TOEICの学習をしている方も多くいらっしゃいます。その分を約200時間と仮定し加えると、比較的一生懸命英語を学習してきた新入社員の方で、入社時の英語学習時間のトータルは約2,000時間です。目標の3,000時間まであと1,000時間足りません

最近の新入社員(上場企業)のTOEICの平均点は530点程度です。総学習時間2,000時間と考えると、若干低めだとは思いますが、学習方法を考慮すれば妥当な点数だと思います。目標を「話せるTOEIC900点」に設定していますが、我々の経験から、あと1,000時間かけて達成する目標として、妥当かつ現実的だと思います。なぜ「話せる」がついているかは後でご説明します。

このオリエンテーションに参加頂いている皆様(お読み頂いている皆様)は、今までやって来られた英語学習について、様々なバックグラウンドをお持ちの方がいらっしゃるとは思いますが、とりあえず皆様も、あと1,000時間の学習を目標として頂きたいと思います。

英語習得には1日90分の学習が必要?

例えば、週1回1時間の英語レッスンを受けたとします。レッスン以外は何もしないと、1,000時間をカバーするには20年かかります。週1回2時間でも10年かかります。そんなに待ってもらえますか?待ってもらえませんよね。

ここで強調したいのは、英語、特に仕事で必要とされる英語を習得するのは、毎日の自主学習が重要であり、メインであるということ。英語のレッスンは研修を受けるだけでは全く意味がないということです。そこで皆様にお願いです。毎日最低でも1時間半を英語の学習にあててください。そうすれば2年で1,000時間をカバーできます

「1日1時間半も無理だ」という皆さんの心の声が聞こえてきます。しかし、例えば通勤時間はどれくらいありますか?往復で1時間位ありませんか?その時間は今まで何をしていましたか?それから、英語の学習には声を出すことが重要となりますので、声を出せる環境で後30分位取れませんか?ちっと早く起きる。寝る前。昼休み。1日のうちの決まった時間を確保できれば習慣にしやすくなるといわれています。

これで英語学習法講座の第2回を終了します。次回は学習方法に戻り、より具体的なお話しをさせてください。

 

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