ETNで実際に実施している英語・英会話トレーニング方法の13回目です。今回は、英語を流暢に使えるようにするために必要な「頭の中で英作文するトレーニング」です。
英語を話すためには、頭の中で英作文しなければなりません。流暢に話せるようになるには「読む・聞く」ためのトレーニングとは全く違うトレーニングが必要です。さあ、極力日本語を介入させないよう考慮された、7つのステップのトレーニングをやってみましょう!
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STEP 1:音声付きの英文を準備
- 単語と文の構造 (文法・構文) をほぼ完璧に理解できる、音声付きの英文を用意。
- 必ず、自分の学習レベルに合った英文 (若干やさしく、一文が長めの英文) を使用すること。
- おすすめ教材:
ぜったい音読 入門編 標準編 挑戦編
キクタン Entry 2000 Basic 4000
キクタンリーディング Entry 2000 Basic 4000
VOA Learning English
BBC Learning English
TED Talks
STEP 2:リピーティング
- 事前にスクリプトを見ないこと。
- スクリプトを見ないで、一文一文音声を止めながら、必ず意味に意識を集中しながらリピートしてみよう!(発音は意識しなくて良い)
- 完璧にリピートできない場合は3回程度繰り返してみよう。
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STEP 3:リプロデューシング
- 上記で完璧にリピーティングできなかった場合は、聞き取れた部分を基に、聞き取れなかったところを推測しながら、自分の言葉で頭の中で英作文してみること!
- 文法に注意すること。頭の中で作文することが難しい場合は、書き出してみよう。
詳しい「リプロデューシング」の方法はこちら
STEP 4:音読
- スクリプトを音読しながら意味と文の構造(文法・構文)を確認すること!
- 単語の意味や文の構造がわからないところは要Check! 完璧に理解しておこう。
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STEP 5:リフレージング
- スクリプトを見ないで、一文一文音声を止めながら、同じ意味の違う英文に言い換えてみよう!
- 全く同じ意味の言い換えが難しい場合は、主旨が同じ文に言い換えてみる。
- 文法に注意すること。頭の中で作文することが難しい場合は、書き出してみよう。
- 最初は、平叙文を疑問文や否定文にしてみる。慣れてきたら、主語を変えて、おおよそ同じ意味になるような英文を考えてみると良い。
詳しい「リフレージング」の方法はこちら
STEP 6:サマライジング
- 英文全体を通して聞き、自分の言葉で要約してみること!
- 最初は、上記で一文一文リピートした英文を使用して要約してみよう。慣れてきたら初見の(スクリプトを前もって読んでいない)英文でトライしてみる。
- 文法に注意すること。頭の中で作文することが難しい場合は、書き出してみよう。
詳しい「サマライジング」の方法はこちら
STEP 7:シミュレーション
- 仕事やプライベートで実際に英語を話す機会がある場合、話す前は、何を話すかを頭の中でシミュレーションし、話した後は、うまく表現できなかったことを、もう一度頭の中でシミュレーションし、次回同じ場面では完璧に言えるようにしておくこと!
- 文法に注意すること。頭の中で作文することが難しい場合は、書き出してみよう。
詳しい「シミュレーション」の方法はこちら
* なお、日本語を瞬時に英語にするトレーニングを推奨している方もいますが、そのトレーニングを続けていると、いつまでも日本語の介入から脱することができなくなるので、ETNではあまりお勧めしていません。
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