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英語を習得するには多くのことを記憶する必要があります。どうすれば効率的に記憶できるのでしょうか? 最新の脳科学から、そのヒントをご紹介します!ご参考になれば幸いです。英語学習のヒントをこちらにまとめてみました。是非!

記憶力は年齢とともに向上します!

脳の神経細胞(ニューロン)の総数は歳をとるにつれて減少します。1日に数万個単位のスピードで神経細胞は死んでいくそうです。一方で、脳の数百億個のニューロンをつなぐ役割をになう神経回路(シナプス)は歳をとるにつれて増加することがわかっています。

つまり、シナプスは年齢を重ねるにしたがって増加し、記憶の容量が大きくなる。記憶力は年齢とともに低下するどころか、向上するということ!いくつになっても英語は習得可能です!

記憶力が落ちたと感じるのは好奇心の低下が理由!

スウェーデンの神経生理学者のブリスとレモは、θ波はシナプスの活動を活性化することを発見しました。これは脳内にθ波を発生させれば記憶力が向上するということ。

θ波を発生させられるもっとも効果的な方法は、覚えたいことに興味を持つこと。何にでも興味を持つ「好奇心」と「探究心」が記憶にとって重要です。

逆にいうと、歳をとるにつれて記憶力が低下したと感じる理由は、大人になると何事に対しても好奇心や探究心が薄れてしまうから。脳は合理的ですので、興味がないことを簡単に記憶しようとはしてくれません

大人は子どもと同じように言語を習得できません!

大人になると脳の性質が変化し、得意とする記憶の種類が変化します。つまり大人は、子どもが言語を習得する課程・プロセスをまねて学習しても効果は上がりません。記憶力が落ちたと感じる理由の一つでもあります。

東京大学池谷準教授は「幼少期は、意味の無い文字や絵や音(絶対音感や「九九」など)に対して絶大な記憶力を発揮するのに対し、歳とともに論理だった記憶能力がよく発達する。つまり、物事をよく理解して、その理屈を覚える能力が高くなる。そしてそのように記憶したことは忘れにくくなる。」と指摘。

丸暗記が得意な子どもは、文法などのルールは自然と身につきますが、大人は意識的な学習が必要なことなど、大人が新しい言語を習得するには、子どもとは違う学習方法が必要です。

大人の英語習得プロセスは「理解 → 記憶 → 自動化」!

臨界期前の子ども(6〜12歳)は、丸暗記の能力が高いため、無意識的に言語を習得できます。

一方で大人は、理解して、その理屈を覚え、その学習した知識を何度も繰り返すことによって注意を払わなくても無意識的にできるようにする必要があります。第二言語習得研究ではこれを「自動化」といいます。

脳科学の専門用語を使って説明すると・・・

歳をとると「意味記憶」能力が低下することによって記憶力が落ちたと感じるのですが、一方で「エピソード記憶」が発達するので、記憶力が落ちたのではなく、記憶の種類が変わっただけ。

記憶の種類クリックして拡大

上図の様に、人間の記憶は大きく分けて長期記憶短期記憶に分かれており、言語習得に深く関係する長期記憶は更に4つに分かれています。その4つの記憶の中に、丸暗記の記憶である「意味記憶」と、理論や理屈による記憶である「エピソード記憶」があります。

子どもの頃は、意味の無い文字や音などに対して絶大な記憶力「意味記憶」を発揮し、それ以降は論理だった記憶力「エピソード記憶」が発達してきます。

記憶の種類クリックして拡大

意味記憶とエピソード記憶の他に「手続き記憶」があります。この記憶は、普段なにげなく行っていることをするための記憶です。例えば、自転車の乗り方や泳ぎ方の記憶、母国語で会話するための記憶などです。

英語の学習においても、語彙や文法など、エピソード記憶(もしくは意味記憶)として脳に保管された情報(知識)を、無意識的に使えるようにするには、それらの記憶を「手続き記憶化」する必要があります。この「手続き記憶化」が第二言語習得研究でいう「自動化」です。

 

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