ダライ・ラマの英語名言

日本語訳:

人間に関して最も驚いたことを問われた際、ダライ・ラマは答えた。「人間は、お金を稼ぐために健康を犠牲にする。そして、そのお金を使って健康になろうとする。人間は、将来を心配しすぎて、今を楽しまない。結局、今を生きていないし、将来にも生きていない。あたかも死が訪れないかのように。そして、生きることをしないまま死んでいく。」 〜 ダライ・ラマ 14世

英語解説

The Dalai Lama: “Dalai Lama” は個人の名前ではなく、一種の地位の名称のため“The” がついている。

surprise /sərpráiz/ (動) ~を驚かす

most /móust/ (副) 最も

humanity /hjuːmǽnəti/ (名) 〔集合的に〕人間

what surprised him 〜: “what” は疑問代名詞。ここでは間接疑問なので、“what” の後は平叙文の語順。ここでは「何が彼を驚かしたか」の意。

when (the Dalai Lama was) asked 〜about humanity: 分詞構文でカッコ内が省略されている。主語が同じ場合に省略可能。この節を最初に持ってくると理解しやすい。“When (the Dalai Lama was) asked what surprised him most about humanity, the Dalai Lama answered 〜”。

sacrifice /sǽkrəfàis/ (動) ~を犠牲にする

in order to〜: ~するために

make money:「お金をつくる」から「お金を稼ぐ」の意。

then /ðén/ (副) それから ⇨ “and then”「それから」。

recuperate /rikjúːpərèit/ (動) 健康を取り戻す

anxious /ǽŋkʃəs/ (形) 心配して ⇨ “anxious about 〜”「〜について心配する」。

so … that 〜: so-that 構文で「あまりに…のため〜」の意。 ⇨ “so anxious about the future that 〜”「あまりに将来について心配するあまり〜」の意。

result /rizʌ́lt/ (名) 結果

the result being that 〜: 分詞構文。分詞の意味上の主語が文の主語と異なるので「独立分詞構文」。本来は“the result is that 〜”「結果は〜」。

he does not live in the present or the future: “not 〜or 〜”「〜でも〜でもない」の意。全体では「彼は、現在にも将来にも生きていない」の意。

as if 〜: あたかも〜のように

he is never going to die: “be going to 〜” ここでは近い将来を表す。全体では「彼は決して死なない」の意。

and then (he) dies having never really lived: 繰り返しを避けるため主語の“he” が省略されている。“having 〜” は分詞構文で、元の文は“after he has never really lived”。“has never lived” は経験を表す現在完了形で「決して生きなかった」の意。全体では「彼は決して生きていなかった後に死ぬ」から「彼は生きることをせずに死ぬ」のニュアンス。

ダライ・ラマって誰?

1951年までチベットの君主の座に就いていたが、1959年に中華人民共和国からの侵略と人権侵害行為に反発してインドへ亡命して政治難民となる。チベット亡命政府においてチベットの国家元首になったが、2011年自身の政治的権限を委譲したいという意向を表明し引退。ノーベル平和賞受賞。

ダライ・ラマとは、チベット仏教で最上位クラスに位置する化身ラマの名跡である。大海を意味するモンゴル語の「ダライ」と、師を意味するチベット語の「ラマ」とを合わせたもの。

 

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