日本語訳:
「如何に強いパンチを相手に浴びせられるかが人生ではない。どんなに数多くのパンチを喰らっても、前に進み続けること。それが人生の勝利へとつながっている。」〜 シルベスター・スタローン(ロッキー)
シルベスター・スタローンって誰?
スタローンは1946年生まれ。出産時に顔面の左側の神経が傷つけられたため言語障害と下唇の下垂という症状が残った。この崩れた容姿と脆弱な性格から常にいじめの対象となっていた。幼少の頃に両親が離婚したころから素行不良になり、高校卒業までに14の学校から放校処分を受けている。
スタローンが初主演した映画は1970年のポルノ映画。同じく1970年にはコメディ映画に主演。1971年には小劇場でアダルト劇の舞台に立つなど、日銭を稼ぐ極貧生活が長く続いた。その間54回のオーディションに落ちている。1974年に出演した『ブルックリンの青春』での演技が評論家の目にとまり、スタローンはハリウッドへ移った。1975年には『デス・レース2000年』に準主役として出演。『ロッキー』の半年前である。
1975年、29歳の時、観戦したボクシングの世界ヘビー級タイトルマッチ「モハメド・アリ対チャック・ウェプナー」の試合に感銘を受け、それをヒントにわずか3日で書き上げた脚本をもって映画会社に売り込む。それが『ロッキー』。低予算のB級扱いとなり、わずかな上映館でのスタートとなったが、徐々に大評判を呼ぶことになり世界的規模で大ヒット。アカデミー賞最優秀作品賞を受賞。映画の主人公の境遇とスタローン自身が「荒んだ生活から一夜にして栄光を掴む」というアメリカン・ドリームを体現した点で共通していることから大変な話題を呼んだ。
スタローンのことばなのか?ロッキーのことばなのか?
上記のことばが、スタローン自身のことばなのか、スタローンが演じたロッキーの台詞なのかは分かりませんが、スタローン自身と映画の主人公のロッキーの境遇に共通点が多い事を考えると、どちらでもよいとも思えます。スタローンもロッキーも、それぞれの人生において数多くの「パンチ」を喰らってきた事に違いはないからです。
腕をだらんと下げて、パンチを打たれ続けても、敵に向かって前に進み続けているロッキーの映像が眼前に甦ります。
ネルソン・マンデラもマーチン・ルーサー・キング Jr.も…
ネルソン・マンデラも同じようなことばを残しています。
” The greatest glory in living lies not in never falling, but in rising every time we fall.” – Nelson Mandela
「人生で最も賞賛すべきは、転落しないことではない。転落しても何度でも立ち上がることである。〜ネルソン・マンデラ」
詳しくはこちらで。
マーチン・ルーサー・キング Jr.の下記のことばも通じるものがありませんか?
“If you can’t fly, then run, if you can’t run, then walk, if you can’t walk, then crawl, but whatever you do, you have to keep moving forward.” – Martin Luther King Jr.
「もし飛べないなら、走れ。走れないなら、歩け。歩けないなら、這え。いずれにしろ、必ず前に進み続けろ。〜マーチン・ルーサー・キング」
詳しくはこちらで。
「英会話ETNトレーニング法」をオープンしました。ETNで行われているトレーニングプログラムを公開しています。英会話は自主トレで上達します。(2016年12月15日追記)