最新第二言語習得研究の基本を教えて!

臨界期(6〜12歳と諸説ある)前の子どもの言語習得は無意識に「習得」する場合が大半だが、大人の第二言語習得はかなり意識的に「学習」する必要があると第二言語習得研究でいわれています。

知識は、最初は意識的に学習され、何度も行動を繰り返すうちに注意を払わなくても無意識的にできるようになります。これを第二言語習得研究では「自動化」といい、大人の言語習得には欠かせないプロセスといわれています。

例えば、車の運転では、最初のうちはキーを入れるところから一つひとつゆっくり順番を考えながら、個々の動作にかなり注意を払わなければなりませんが、慣れてくると自動的にできるようになります。大人になってからの第二言語習得も同様です。

最新言語学からの第二言語習得法!

米ピッツバーグ大学言語学科の白井教授は「インプットが言語習得の重要なメカニズムであるということは言語習得研究の世界で否定する研究者はいない。しかしながら言語習得に必要な最低条件は、「インプット」に加え「アウトプットの必要性」 である。」と指摘。。

白井氏のいうインプットとは、語彙の意味や文の構造を理解しながら聞くこと、読むことを指す。アウトプットの必要性とは、アウトプットをする必要のある状況におかれ、頭の中でリハーサルすること。

事例 ①: アウトプットの重要性

両親が聴覚障害でことばが話せず、外部との接触がなかったため、テレビ(インプット)のみから言語を習得した三歳九ヶ月の子どもがアメリカでケースワーカーに発見されたのですが、その子に話させると文法的にかなり不自然だったといいます。

その子どもは、テレビを理解するために言葉を聞いて理解する(インプット)能力は発達したが、話す(アウトプット)必要性がなかったためその(アウトプット)能力が発達しなかったと言われています。

事例 ②: アウトプットの重要性

日系アメリカ人二世は「受容的バイリンガル」が多いといわれます。日系一世の親が、子どもが日本語を話せる様にするために、家では日本語で話すようにします。

しかし子どもは学校等で英語が主要な言語になり、日本語は聞いて理解できるけど話せない、つまり親は日本語で話しかけても子どもは英語で答えるという状況になります。これを受容的バイリンガルといいます。

聞く(インプット)必要はあっても話す(アウトプット)必要がない。従って聞いてわかるための能力は身についたのですが、話す能力が発達しなかったといわれます。

第二言語習得法の基本!

最新の第二言語習得研究では、日本人英語学習者はインプットの量が圧倒的に不足していると言われています。(いちいち日本語に訳さずに)英語を理解すること(インプット)によって、英語の音声、語彙、文法の自然な習得が進むといいます。

また、上記で説明した通りアウトプットも重要ですが、あまり基礎力がないうちからアウトプットを強制すると「変な」英語が身についてしまうおそれがあるといいます。苦労して生み出した変な英語の方が、講師に修正されたものよりも、強烈な印象をもって記憶に残るからです。

十分なインプットなしにアウトプットばかりに注力しても英語習得は進まないということ。

 

英会話ETNトレーニング法」をオープンしました。ETNで行われているトレーニングプログラムを公開しています。英会話は自主トレで上達します

無駄な学習をしていませんか?科学的根拠に基づいた効率的で正しい学習方法で、レッスンと自主学習をフルサポート。English Tutors Network

English Tutors Network サイト

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です