スティーブ ジョブズの「音の脱落」- 1

Steve Jobs

 

 

 

 

2005年にスティーブ ジョブズがスタンフォード大学の卒業式で行った、あの有名なスピーチの発音と解説します。今回はジョブズの「音の脱落」について説明したいと思います。「音の脱落」は、前回ご紹介した「音の連結」に次いで、日本人が英語を聞き取れない最大の理由の一つと言われています。それをジョブズから学びませんか。

ちなみ英会話ETNトレーニング法では「音の脱落」に加えて、ジョブズの「音の連結」「音の同化」「強弱(リズム)」についてと、単語と文法についての詳細な解説も掲載しています!

オリジナル動画はこちら

Steve Jobs: 2005 Stanford Commencement Address:  filmed June 2005 – 1

 

 

(0:00)
Thank You. I am honored to be with you today for your commencement from one of the finest universities in the world. Truth be told I never graduated from college and this is the closest I’ve ever gotten to a college graduation. Today I want to tell you three stories from my life. That’s it. No big deal. Just three stories.

honored to: “honored” の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。次の “to” の “t” との連結と考えることもできる。全体では「オーナートゥ」のように変化。

commencement from: “commencement” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

finest universities: “finest” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

graduated from: “graduated” の最後の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。

gotten to: “gotten” の “tt” は破裂されずに、脱落気味に「ウン」と飲み込むように発音されている。

from my: “from” の “m” が脱落して発音されていない。次も “my” の “m” が来るため。

That’s it: “That’s” の “s” と “it” の “i” が連結、そして “it” の “t” は破裂されずに脱落して「ザッツィッ」のように変化。

big deal: “big” の “g” は破裂されずに脱落し発音されていない。次も破裂音の “d” が来るため。

Just three: “just” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

 

 

(0:55)
The first story is about connecting the dots. I dropped out of Reed College after the first 6 months, but then stayed around as a drop-in for another 18 months or so before I really quit. So why did I drop out? It started before I was born. My biological mother was a young, unwed graduate student, and she decided to put me up for adoption. She felt very strongly that I should be adopted by college graduates, so everything was all set for me to be adopted at birth by a lawyer and his wife.

first story: “first” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。更に “first” の “s” が “story” の “s” と重なり脱落気味に。結果「ファーストーリー」のように発音されている。

about connecting the: “about” の “t” と “connecting” の “g” は破裂されずに脱落し発音されていない。

Reed College: “Reed” の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。

first 6 months: “first” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

but then: “but” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

drop out: “drop” の “p” と “out” の “o” が連結、そして “out” の “t” が脱落して「ドゥロッパゥ」と変化。

It started before: “it” の “t”、“started” の “d” が破裂されずに脱落し発音されていない。また、“started” の 2つ目の “t” が破裂させておらず「れ」と発音され「イッスターレッ」のように変化。

unwed graduate student: “unwed” の “d” と “student” の最後の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

put me: “put” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

should be adopted by: “should” の “d” と “adopted” の 2つ目の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。

was all: “was” の “s” と “all” の “a” が連結し、そして “all” の “ll” が脱落気味で「ワゾー」のように変化。

at birth: “at” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

and his: “his” の “h” が脱落し、前の “and” の “d” と連結し「アンディス」のように変化。

 

 

(1:31)
Except that when I popped out they decided at the last minute that they really wanted a girl. So my parents, who were on a waiting list, got a call in the middle of the night asking: “We have got an unexpected baby boy; do you want him?” They said: “Of course.” My biological mother found out later that my mother had never graduated from college and that my father had never graduated from high school. She refused to sign the final adoption papers. She only relented a few months later when my parents promised that I would go to college. This was the start in my life.

Except that: “Except” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。次も破裂音の “t” が来るため。そして次の “that” の最後の “t” も破裂されずに脱落し発音されず「エクセプッザッ」のように変化。

popped out: “popped” の “d” と “out” の “o” が連結し、更に “out” の最後の “t” が破裂されずに脱落し「ポップタウ」に変化。

at the last minute that they: “at” の “t”、“last” の “t”、“minute” の “te”、そして “that” の最後の “t”が破裂されずに脱落し発音されていない。

night asking: “night” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

unexpected baby: “unexpected” の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。

want him: “want” の “t” は破裂させずに「ラ行」に変化。 “him” の “h” は脱落して発音されていない。そして “want” の “t” と、 “h” が脱落した “him” の “i” が連結し、結果「ウォリム」のように変化。

found out: “found” の “d” と “out” の “o” が連結し、更に “out” の “t” が破裂されずに脱落して「ファウンダウ」のように変化。

that my: “that” の最後の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

graduated from: “graduated” の “t” は破裂されずに「ラ行」に変化し、最後の “d” は破裂されずに脱落し「グラジュエイレッ」のように変化。

and that: “that” はほとんど発音されず、前の “and” と連結し「エンダッ」のように変化。

refused to: “refused” の “d” が破裂されずに脱落し発音されていない。次も破裂音の “t” が来るため。

that I: “that” の最後の “t” が破裂されずに脱落し発音されていない。

start in: “start” の最後の “t” が破裂されずに脱落しほとんど発音されていない。

 

 

(2:12)
And 17 years later I did go to college. But I naively chose a college that was almost as expensive as Stanford, and all of my working-class parents’ savings were being spent on my college tuition. After six months, I couldn’t see the value in it. I had no idea what I wanted to do with my life and no idea how college was going to help me figure it out. And here I was spending all of the money my parents had saved their entire life. So I decided to drop out and trust that it would all work out OK.

And 17: “And” の “d” が脱落して発音されていない。(“And here” の “And”、 “and trust” の “and” も同様)

that was: “that” の “t” が破裂されずに脱落し発音されていない。

parents’ savings: “savings” の最初の “s” が脱落し、その前の “parents” の “ts” と連結し「ペアレンツェイヴィングス」のように変化。

couldn’t see: “couldn’t” の “t” が破裂されずに脱落し「クドゥン」のように変化。

in it: “in” の “n” と “it” の “i” が連結し、更に “it” の “t” が破裂されずに脱落し「イネッ」のように変化。

had no: “had” の “d” は破裂されずに脱落し発音されていない。

wanted to: “wanted” の “t” は破裂させずに「ラ行」に変化し、“d” は脱落、次の “to” の “t” と連結し「ウォレットゥ」のように発音。

going to help me: “going” の最後の “g” は破裂されずに脱落。“help” の “p” も破裂されずに脱落。「ゴーイントゥヘルミー」のように変化。

it out: “it” の “t” は破裂されずに「ラ行」に変化し、次の “out” の “o” と連結、 “out” の “t” は破裂されずに脱落し「イラゥ」のように変化。

all of the: “of” が省略されて発音されていない。

parents had saved: “had” の “h” が脱落し、前の “parents” の “ts” と連結し、更に “had” の “d” がほとんど脱落し「ペアレンツァセイヴドゥ」に変化。

decided to drop out: “decided” の真ん中の “d” は破裂させずに「ラ行」に変化し、最後の “d” は破裂されずに脱落、次の “to” の “t” と連結し「ディサイレットゥ」のように変化。“drop” の “p” と “out” の “o” が連結、そして “out” の “t” が破裂されずに脱落し「ドゥロッパゥ」と変化。全体では「ディサイレットゥドゥロッパゥ」のように発音。

that it: “that” 最後の “t” は破裂されずに「ラ行」に変化し、次の “it” の “i” と連結、そして “it” の “t” が破裂されずに脱落し「ザレッ」のように変化。

 

 

(2:47)
It was pretty scary at the time, but looking back it was one of the best decisions I ever made. The minute I dropped out I could stop taking the required classes that didn’t interest me, and begin dropping in on the ones that looked far more interesting. It wasn’t all romantic. I didn’t have a dorm room, so I slept on the floor in friends’ rooms, I returned coke bottles for the 5 cent deposits to buy food with, and I would walk the 7 miles across town every Sunday night to get one good meal a week at the Hare Krishna temple. I loved it.

It was: “It was” は非常に早く弱く、 “t” が脱落気味で「イワズ」のように発音。

at the time: “at that time” は “at” の “t” と “that” の最後の “t” は破裂されずに脱落し「アッザッタイム」のように変化。いずれも次に同じ “t” が来るため。

but looking back: “but” の “t” と “looking” の“g” は破裂されずに脱落し「バァッルッキンバック」のように変化。

best decisions: “best” の“t” が破裂されずに脱落し「ベスディシジョン」のように変化。次も破裂音の “d” が来るため。

minute I: “minute” の “t” が破裂されずに脱落し、“minute” の “n” と “I” が連結し「メネッナイ」のように変化。

dropped out: “dropped” の “d” と “out” の “o” が連結し、そして “out” の “t” が脱落して「ドゥロップタゥ」のように変化。

stop taking: “stop” が “p” 脱落気味で「ストッテイキング」のように変化。

required classes: “required” の “d” も脱落気味。

that didn’t: “that” は「ザ」のようにほとんど発音されていない。

that looked: “that” の “t” は破裂されずに脱落し発音されていない。

It wasn’t: “It” の “t” と “wasn’t” の “t” が脱落気味で「イッウァズン」のように変化。

didn’t have a: “have” の “h” が脱落し、その前の “didn’t” の “t” と “have” の “a” が連結して「ディドゥンタァヴァ」のように変化。

returned coke bottles: “returned” の “d” と “coke” の “ke” が脱落気味で「リターンコウッ」のように変化。

and I would walk: “and” の “d” が破裂されずに脱落し、その前の “and” の “n” と “I” が連結して「エナイ」のように変化。次の “would” は非常に弱く、かつ “d” が脱落気味で /wə(d)/ のように発音されている。強く発音される場合は /wúd/。

get one good meal: “get” の “t” と “good” の “d” が破裂されずに脱落し発音されていない。

at the: “at” は破裂されずに脱落し発音されていない。

続きはまた今度!

 

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