カテゴリー別アーカイブ: 脳科学入門

脳科学に関する基礎的な知識を応用した、英語を効率的に習得する方法について

英語を「読む」回路と「話す」回路

TOEICで高得点を取っても、話せないので仕事で使えないという方が沢山 English Tutors Network でトレーニングしています。TOEICは「読む・聞く」能力のみを判定するテストですから、それだけに特化して学習すると話せなくなると何度もこのブログでお伝えしてきました。

でもなぜ、「読む・聞く」ことはできるようになっても、「話す・書く」ことはうまくできないのでしょうか?脳科学的にご説明したいと思います。

「英語」回路と「日本語」回路

英語を流暢に使えるようになるためには、英語脳(英語の回路)を作る必要があります。日本語を使うときは日本語の回路を使いますが、英語を話すときは、その日本語の回路は使いません。日本語の回路を使って英語を使おうとするからうまくいきません。英語の回路を新しく作る必要があります。

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定型表現も覚えた方がいいの?

フィンランド トゥルク大学のマイク・ネルソン言語センター長は、ビジネス英語のように特定の集団内で使われる言葉には、日常会話以上に定型表現が多いと指摘しています。ビジネス英語の三分の一は定型表現が占めるという統計もあります。従って、定型表現を覚えることは、仕事で使える英語を効率的に習得するには必要なことです。

ビジネスでよく使用される定型表現を覚えることも重要!

単語と文法は正しい英語でも、ネイティブには不自然な表現は無数に作れます。ネイティブにとって自然かどうかは、文法を超えて単に「言うか言わないか」。例えば “The brothers of my parents were four.” はネイティブにとっては不自然な英語。“I had four uncles.” が自然。定型表現を覚えることは自然な表現を使えるようになるために必要なこと

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まとめ:英語の独学の注意点 (2)

前回は、テレビやラジオの英語の講座、本屋さんでテキストを購入して独学する際の注意点をまとめてみましたが、今回は「多読」「多聴」「聞き流すだけ」の学習方法で注意すべき点についてのまとめです。 

辞書を片手にやみくもに難しい英文を読むことは非効率!

英字新聞・雑誌、ペーパーバックなどをとにかく読むことに集中している方もいると思いますが、特に初級・中級者の方にはあまりお薦めできません。確かに「多読」は英語の習得に非常に有効は方法の一つです。自動化を促す効果があり、更に未習の単語や文法項目も習得することが可能だからです。

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脳科学の書籍「記憶力を強くする」で効率的英語習得法を!

今回の「お薦め教材」も、前回同様、教材ではなく効率的な英語学習方法のヒントが多く含まれている、東京大学大学院の池谷准教授(薬学博士)の新書「記憶力を強くする」を紹介したいと思います。

私が主宰しております English Tutors Network も、効率的に英語を習得するための多くの事をこの本から学ばさせて頂きました。最新の脳科学解き明かす効率的な学習方法が知りたい方。これから真剣に英語を習得したいとお考えの方必読の一冊です!(2017年1月18日更新)

おすすめ英語教材まとめサイトこちら

「記憶力を強くする 最新脳科学が語る記憶のしくみと鍛え方」池谷裕二(著)[講談社]¥980+税

記憶を強くする

本書の内容は以下の通りです。

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英語習得は人工衛星の打ち上げと同じ!?

英語がペラペラと話せるようになるために、長い間英会話スクールに通ったり、自分で学習していてもなかなか自由に話せるようにならない人は多くいますよね。理由の一つとして、だらだらとやってもダメだということが言えるようです。どういうことでしょうか?

本当に英語を習得したければ一定期間集中する必要がある!

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ビジネスで使われる定型表現を効率的に覚えろ!

以前、 英語は半分くらいが定型表現だということを紹介しました。簡単に説明しますと、英語の日常会話は、2分の1から3分の1を何らかの定型表現が占めるといわれているので、ピッツバーグ大学言語学科の白井教授は、「自然な表現を身につけるために、よく使う表現や、例文、ダイアローグなどを暗記することも効果的」と指摘しています 。ビジネス英語のように特定の集団内で使われる言葉には、日常会話以上に定型表現が多いともいわれています(詳しくはこちらで)。

今回は、この定型表現の効率的な学習方法をご紹介したいと思います。

① 定型表現は理解してから聞いて覚える。

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