TOEICは現状、LR (Listening & Reading) と SW (Speaking & Writing) の2つに分かれていますが、近いうちに統合される可能性が高いでしょう。
大学入試センター試験に代わって2020年度に導入する「大学入学共通テスト(仮称)」では、英語について、民間の検定試験(複数)に移行することになりそうです。目的は「読む・聞く」能力に加え、「話す・書く」能力も評価するためです。
TOEIC を含む各民間検定試験は、他の民間検定試験と受験者獲得で競い合うことになります。そうなると現状のTOEICは不利です。LRとSWと2つ受験しなければならないからです。もし、ETS(TOEIC 及び TOEFLの運営母体)が、大学入学共通テスト向けには、TOEICはあきらめてTOEFLに集中するとしても、大学入学で「話す・書く」能力を重視するようになれば、TOEICを活用している日本企業も重視せざるを得なくなり、TOEICも統合することを求められるでしょう。
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